今は亡き父の思い出


私の父は6年前に寝たきりのまま病院で亡くなりました。
父との思い出はほとんどありませんが、一度だけ、小学1年生のクリスマスイブの日に、弟と一緒におもちゃ屋さんへ連れていってくれました。
何かほしいものを買ってやるから、好きなものを選びなさいということで、私はその時代に流行っていた人形を買ってもらいました。
とてもうれしかったことを覚えています。


父と祖父は仲が悪くていつも家の中は険悪な空気に包まれていました。
なぜ仲が悪かったかというと、祖母や曾祖母から聞いた話では、祖父は日中戦争がはじまってから長年にわたり家にいなかったために、その間に父は大きくなって、それが原因で親子関係がぎくしゃくしてしまったそうです。
幼少期の父は曾祖父に育ててもらったそうです。


そんな険悪な家庭に育ったものですから、いつ喧嘩が起こるかわからないので、常にビクビクして過ごしたものです。
私自身、自分は不幸だと思っていましたが、父と祖父こそ戦争が原因の不幸な親子関係だったと思います。


そんな父でしたが、私が双子を産んだときにはとても喜んでくれて、実家にいたころには、夜泣きの酷い息子を抱っこして寝かせてくれたり、おしめを替えてくれたり、母乳が足りない時にはミルクをつくって飲ませてくれたりと、母と二人三脚で子育てを手伝ってもらいました。


大きくなると、夏には川遊びに連れていってくれたり、飛行場へ飛行機を見に連れていってくれたり、孫たちのことが大好きでした。
父に対して尊敬の気持ちを抱いたことはありませんが、子供たちを可愛がってくれたことはとてもありがたく思っています。


私が小さいころには、父母と遊びに行ったことなど一度もなく、親らしいことは全然してくれませんでした。仕事が忙しかった親のかわりに私も曾祖母に育ててもらっています。私がしてもらえなかったことを、孫を育てることで返してくれたのだと思っています。


今は亡き祖父と父ですが、天国で仲良くやってくれていたらいいなと思います。



      

きょうの朝食とお弁当



お昼は久しぶりに出前一丁を食べました。
ニンジンをレンジでチンしたものをのせました。美味しかったです♪



きょうは朝、歩きましたが、気持ちよく歩けました。
午後からは雨降りになりました。これでもう少しは涼しくなるとよいです。