読書のこと、音楽のこと

今日は久しぶりに良い天気に恵まれ、ポカポカと暖かい一日になりました🌞


午前中はこたつ布団や毛布を干したり、お昼は息子がご飯を食べに来たりして、あっという間に一日の大半が終わってしまいました。


昨晩は冷え込んだため、夜中に何度も目が覚めました。午後から仰向けになって読書しましたが、少しウトウトしたおかげでスッキリしました。




昨年、2022年にNKKのEテレで放送された「100分de名著」で、金子みすゞの詩に初めてじっくりと向き合うことができました。講師だった松本侑子さんの丁寧で分りやすい解説も良かったこと、金子みすゞの詩の奥深さに感動したことなど、心に残る番組になりました。




そのときの番組テキストの「金子みすゞ詩集」にさらに加筆された本が、今読んでいる本、松本侑子著「金子みすゞと詩の王国」です。


詩人金子みすゞが誕生した背景には、雑誌文化が花開いた大正時代の文化があること、後に大正デモクラシーと呼ばれるリベラルな機運が、政治、社会、文化、教育において広まったことなど、時代背景を紹介しながら、みすゞの生涯や傑作詩、さらに同人仲間の名詩も解説されています。


みすゞの詩の魅力やみすゞの豊かな感性がぎゅっと詰まった1冊だと思います。




紅葉が日々進んでいます🍁


色づいた葉を見ていると、思わずアリスの「秋止符」を口ずさんでしまいます♪


私はアリスのアルバムは1枚だけ、谷村さんのソロコンサートも1度きりしか行っていないという、コアなファンというには程遠い者ですが、1973年、中一のとき聴いた「青春時代」、同級生に勧められて聞いた「セイ!ヤング」での谷村さんの渋い声、コンサートでは、等身大の小川知子さんのパネルとともに歌われた「忘れていいの」など、その時代その時代、思い出として残っている曲も多いです。



貴重な1枚となった、アリス武道館ライブのLPレコード。




谷村新司さんの曲は名曲が多く、どの曲が一番とは言い難いのですが、ピアノのイントロが美しい「群青」も好きな1曲です♪


1981年の映画「連合艦隊」の主題歌でもあった「群青」。戦艦大和が沈むラストのシーンで流れてくるこの曲に、映画館で友人と一緒に涙しながら観た記憶があります。



映画「連合艦隊」と言えば、財津一郎さんも思い浮かんできます。映画では、中井貴一さん扮する特攻隊員の息子の父親役で、大和の乗組員でした。インパクトの強い演技だったのでよく覚えています。その財津一郎さんも10月14日にお亡くなりになりました。


この曲を聞きながら、改めて、谷村新司さん、財津一郎さんのご冥福をお祈りしたいと思います。



谷村新司 群青