新見南吉童話集

次女の使っていた本棚に「新見南吉童話集」が置いてあったので、借りて読んでいます。


多分、次女が大学時代、児童文学の教材として使っていたものだと思います。ところどころに鉛筆でメモ書きが書いてありました✐_(._.)_





新見南吉の作品の中でも「ごん狐」、「手袋を買いに」、「おじいさんのランプ」は子どもの頃からなじみのある作品で、庶民の生き方や子どもの生活、身近な動物たちとの心の通い合いなど、ユーモアに彩られ、温かみのある作品です。


作風は違いますが、若くして亡くなられた童話作家という点から宮沢賢治とダブってしまうところもあります。



ちなみに、宮沢賢治の作品は独特の宗教観・宇宙観で人を客体化して時にシニカルな筆致で語るのに対し、南吉はあくまでも人から視た主観的・情緒的な視線で自分の周囲の生活の中から拾い上げた素朴なエピソードを脚色したり膨らませた味わい深い作風と言われています。



新見南吉の素朴で温かみのある作風が私は親しみやすいところかと思います。







昼間は暖かいのですが、朝晩はまだ寒く感じます。


夕方ストーブを点けたら、タマがくつろいでいました🐈