家族のあり方を考えた一冊

おはようございます🌞
今朝は寒かったですが、天気は良くなりそうです。


昼間は忙しくて読めず、夜になるとすぐ寝てしまうので、あともう少しで読み終えるというところで中断していた本を、昨晩ようやく読み終えることができました。



認知症になった母親を中心に物語が進んでいく作品、桜木紫乃さんの「家族じまい」です。


横暴だった父親、老いてゆくその両親、それに向き合う娘たちの心の葛藤など、誰もが経験するであろう家族の問題などが描かれていて、どの登場人物にも共感してしまう作品でした。


桜木紫乃さんの作品は冬の北海道がよく似合っています。ちょっと冷たさを感じる場面もありましたが、最後の場面の認知症を患った妹とその姉とのやりとりは、心が温かくなり希望を感じられる終わり方でした。読みやすい作品でした📖



家族のあり方っていろいろあると思うけど、何でも話し合えることができ、また、どこかで許し合える関係が一番理想的なのかもしれないけど、それがなかなか難しくて悩んでしまいます。


果たして自分はどうなんだろう。最近実家の母が入院して、いろいろ思うことが多々ありました。


弟と私の2人姉弟なのですが、これまでも長男である弟中心で物事は進んできたのですが、入院してからも母が頼るのはいつも弟のほうでした。


弟より近くに住んでいるので、もう少し頼ってくれてもいいのにと思うことが何度もありました。


弟が帰って来れないときは、今度は義理の妹さんや、母が信頼している友人などに頼るので、私の出る幕はどこにもありません。



言い方が悪いですが、実の娘でありながら、何となく私を敬遠というか、周囲から排除しようとしているのではないかと思うことがあります。


昔からそういうところはありましたが、父が亡くなり、独り暮らしの母が高齢になってからは特にそう思います。こういうときはすごく嫌だなと思い、そしてとても悩みます😓


これからもっと親孝行をしたいと思っていた私の気持ちと母の考えとは少しずれがあるなと感じます。


幸い母は頭のほうはしっかりしているので、今回は骨折が完治したら退院できそうですが、これからも私に対する排除的な態度を取るのだろうかと思うと、ちょっと不安な気持ちにもなります。


母に対して尊敬する部分と嫌だなと思う部分と両方の感情があります。


期待しても無理なことかもしれないけど、娘というよりも、もっと一人の人間として見てほしいものです。



先週、花回廊で見た花🌷🌼 綺麗でした。




我が家の花🌺❀